こんにちは!シナプスの木下です😁
「順調に減っていた体重が、ある日を境にピタリと止まってしまった…」
そんな経験はありませんか?これは「ダイエット停滞期」と呼ばれる非常に多くの人が直面する壁。実は、体重が減ったまま同じ食事量を続けることが、逆に停滞の原因になっている可能性があります。
なぜ停滞するのか?代謝のメカニズム
体重が減ると、身体は省エネモードに入ります。これが「代謝適応( Metabolic Adaptation)」と呼ばれる現象。具体的には
基礎代謝の最大15%低下:少ないエネルギーで生命を維持しようとします。
筋肉量の減少:過度なカロリー制限で筋肉が分解され、代謝がさらにダウン。
ホルモンバランスの変化:満腹ホルモン「レプチン」が減少し、食欲が増加。
初期のダイエット計画が、今のあなたの身体に合っていない証拠なのです。
<解決策>メンテナンスカロリーを再計算する3ステップ
ステップ1:最新の身体データで基礎代謝(BMR)を計算
まずは現在の身体に合った基礎代謝量を算出しましょう。最も信頼性の高い「ハリス・ベネディクト式」を使います。
【計算式】
-男性:66.47 + (13.75 × 体重kg) + (5.003 × 身長cm) − (6.755 × 年齢)
女性:655.1 + (9.563 × 体重kg) + (1.850 × 身長cm) − (4.676 × 年齢)
【計算例:50歳男性(170cm/70kg)の場合】
66.47 + (13.75 × 70) + (5.003 × 170) – (6.755 × 50) = 1,558kcal(基礎代謝)
次に、活動量を考慮して1日の総消費カロリー(メンテナンスカロリー)を算出
1,558kcal × 活動係数(軽い運動:×1.375) = 約2,142kcal
→ これが「現在の体重を維持できるカロリー」です。
ステップ2:目的に合わせて摂取カロリーを調整
算出したメンテナンスカロリーを基に、食事プランを見直しましょう。
ダイエット目的の場合
メンテナンスカロリーから 300~500kcal減が目安。
(例:2,142kcal → 1,642~1,842kcal)
→ 極端な制限は筋肉減少を招くため避けてください。
増量・筋肉増強目的の場合
メンテナンスカロリーに 200~500kcalを追加。
→ タンパク質を十分に摂り、脂肪増加を抑えます。
【重要】減量ペースの目安
1ヶ月で減らす体重は **現在の体重の3~5%以内が理想的。
(例:60kgの人 → 1.8~3.0kg/月)
ステップ3:リフィードで代謝をリセット
「リフィード(Refeed)」とは、1~2日間だけ摂取カロリーをメンテナンスレベルまで上げる手法。
【効果】
– 低下した代謝を一時的に向上
– 食欲抑制ホルモン「レプチン」を増加
– 精神的なリフレッシュ
【実践例】
「週に1日だけ炭水化物を多めに摂る日を作ったら、2週間止まっていた体重が再び減り始めた!」
成功を加速する2大ポイント
1. 筋肉量を守る「運動×栄養」戦略
筋トレの優先:週2~3回の筋トレ(特に脚・背中などの大筋群)で代謝の基盤を維持。
タンパク質強化:体重1kgあたり 1.6~2.0g を目標(例:60kg→96~120g/日)。鶏むね肉・卵・大豆製品が効率的。
炭水化物の賢い摂取:摂取カロリーの40~50%を目安。運動前後に摂取するとエネルギー活用効率が向上。
2. 持続可能な管理ツールの活用
カロリー管理アプリ(例:あすけん、FatSecret)で摂取量を可視化。
体組成計での定期測定:筋肉量の変化をチェック(月1回が目安)。
まとめ:同じ努力を、”正しい数値”で結果に変える
ダイエットの停滞は「失敗」ではなく、「身体が変化したサイン」です。体重が5kg減れば、必要なエネルギー量も確実に変わります。
「定期的なメンテナンスカロリーの見直しこそが、停滞期突破の最強武器」
当ジムでは、理学療法士監修の個別プラン作成と、体組成分析機「InBody」を使ったあなたのリアルな代謝データの提供を行っています。「数字を見るのが初めて」「自分で計算するのが不安」という方は、ぜひ無料カウンセリングをご活用ください。
同じ努力でも、”身体の今”に合わせたプランで、確実な結果を手に入れましょう。
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