こんにちは!シナプスの木下です。
「お腹だけ痩せたい」「太ももを細くしたい」「二の腕の脂肪を落としたい」
ジムのカウンセリングでも、よくこんなご要望を耳にします。
確かに、気になる部分を優先的に引き締めたい気持ちはよくわかります。
でも、実は“部分痩せ”は科学的に見てほとんど不可能とされています。
この記事では、その理由と、効率的に理想の体を作るための正しいアプローチをご紹介します。
部分痩せ(スポットリダクション)とは?
まず「部分痩せ」とは、特定の部位の脂肪だけを落とすことを指します。
例
• 腹筋運動でお腹の脂肪を落とす
• 脚の運動で太ももだけを細くする
などが代表的です。
しかし、こうした特定部位だけをターゲットにして脂肪を落とす方法には、科学的な裏付けがありません。
科学的に見た「部分痩せはできない」理由
1. 脂肪燃焼のメカニズム
脂肪は「使われた筋肉の近く」から燃えるわけではありません。
運動をすると、体はエネルギーを必要としますが、そのエネルギー源として脂肪を燃焼させる際には、全身の脂肪細胞から血液中に脂肪酸として取り出されて使われます。
▶️ つまり、腹筋運動をしても、エネルギーとして使われるのは「お腹の脂肪」とは限らないのです。
2. 研究結果:腹筋運動ではお腹の脂肪は落ちない
有名な研究の1つに、アメリカのUniversity of Massachusettsで行われた腹筋運動による部分痩せの検証実験があります。
• 被験者:27名の男性
• 6週間、毎日7日間、腹筋運動のみを実施
• 結果:お腹の脂肪量に変化なし。全身の体脂肪率もほぼ変化なし。
🔬 つまり、「腹筋をしてもお腹の脂肪は落ちない」ということが科学的に示されました。
3. 脂肪のつき方・落ち方には「個人差」と「ホルモン」の影響がある
脂肪のつきやすさ・落ちやすさには個人差があります。これは主に以下の要因によります。
• 遺伝的体質(皮下脂肪の分布)
• 性ホルモン(例:女性は下半身、男性は腹部につきやすい)
• ストレスホルモン(コルチゾールが腹部脂肪蓄積を促進)
🧬 つまり、どこから痩せるかは「自分では選べない」というのが現実です。
正しいアプローチ:部分痩せより“全身管理”がカギ
では、どうすれば気になる部位もスッキリできるのか?
✅ 1. 全身の脂肪を減らす
→ 有酸素運動+筋トレ+食事管理によるカロリー収支のマイナスが基本です。
✅ 2. 筋トレでその部位の筋肉を引き締める
→ 脂肪は落ちなくても、筋肉がつくことで「見た目の引き締め」は可能です。
✅ 3. 継続が何よりの近道
→ 脂肪の燃焼スピードは遅く、効果が出るのに時間がかかります。継続+トータルバランスが結果を生みます。
✅結論
部分痩せは基本的にできない。それは脂肪は全身からバランスよく減るため、特定部位の運動だけで脂肪を落とすのは非効率。筋肉が使われてもその周囲の脂肪が燃える訳ではない。見た目を変えたいなら全身の体脂肪を落しつつ筋肉を鍛える。特にパーソナルトレーニングで効率的なアプローチが可能!
おわりに:効率よく理想の体を作るには?
あなたの体は、あなたが思っている以上に全身で連動しています。
気になる部位こそ、全体のバランスや習慣の見直しが大事です。
シナプスでは、科学的根拠に基づいたトレーニング×食事×習慣サポートで、理想の体づくりをお手伝いしています。
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