こんにちは!シナプスの木下です😁
最近SNSでよく聞くカー二ボアについてトレーナー目線で解説!
カーニボアダイエットとは?肉中心の食生活を徹底解説
1. カーニボアの基本
カーニボアダイエットとは、肉や魚、卵、動物性食品を中心に摂取し、炭水化物や植物性食品を極力排除する食事法です。
糖質制限(ケトジェニックダイエット)の究極系とも言われ、糖質はほぼゼロ、エネルギー源は脂質とタンパク質に依存します。
食べられる主な食品は以下の通りです
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牛肉・豚肉・鶏肉・羊肉
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魚介類
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卵
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チーズやバターなどの乳製品(厳密派は除外する場合も)
逆に、穀物・野菜・果物・豆類は基本的に摂取しません。
2. カーニボアで期待できる効果
① 減量効果
糖質を断つことで血糖値が安定し、インスリン分泌が抑えられるため、脂肪燃焼モード(ケトーシス)に入りやすくなります。
また、高タンパク・高脂質のため満腹感が強く、自然と摂取カロリーが減る人も多いです。私もその一人で、動物性食品中心の食生活は思った以上に食べれないです!
② 食欲コントロール
肉中心の食事は消化吸収に時間がかかり、血糖値の急上昇もないため、間食欲求が減りやすいのが特徴です。
「食欲が乱れがちな人」「炭水化物を食べると止まらない人」には合う可能性があります。
③ 腸の不調改善の報告
一部の実践者からは、野菜や穀物に含まれるFODMAP(発酵性の糖質)や食物繊維が原因で下痢や腹部膨満感を起こしていた人にとって、カーニボアにより腸の不快感が軽減するケースがあります。
3. カーニボアのリスク・注意点
もちろん、メリットばかりではありません。栄養学的には以下のリスクが指摘されています。
① 栄養不足の可能性
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ビタミンC、食物繊維、カリウム、マグネシウムなどは不足しやすい。
(私は初めてカー二ボアを行った時は、身体の倦怠感がでました) -
肉だけでは抗酸化物質やフィトケミカル(植物特有の健康成分)が摂れない。
② 腸内環境の乱れ
食物繊維が極端に不足するため、便秘や腸内細菌の多様性低下につながる懸念があります。
③ 長期的な心血管リスク
飽和脂肪酸やコレステロール摂取が増えることで、動脈硬化や心疾患リスクとの関連を疑う研究もあります。
ただし、近年は「肉の影響は個人差が大きい」とされており、まだ議論が続いています。
4. 科学的エビデンスは?
現時点では、カーニボアに関する大規模な長期研究はほとんど存在しません。
主にエビデンスが揃っているのは ケトジェニックダイエット や 低炭水化物食 であり、完全肉食に絞った研究は少ないのが現状です。
しかし、短期的には体重減少や血糖値改善の報告が見られる一方、
長期的な健康影響については 「未知数である」 と言わざるを得ない状況です。
5. どんな人に向いている?
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糖質を摂ると食欲が暴走してしまう人
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腸の不調が特定の植物食品で起きやすい人
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短期間で体脂肪を落としたい人
一方で、健康的に長期継続したい場合は、野菜や低糖質の果物を適度に取り入れる“緩いカーニボア” が現実的でしょう。
まとめ
カーニボアダイエットは、「肉だけで生きる」シンプルかつ極端な食事法 です。
確かに短期的なダイエット効果や食欲コントロールには役立ちますが、栄養不足や腸内環境への影響を考えると、長期的には注意が必要です。
もし挑戦する場合は、医師や栄養士のサポートを受けつつ、自分の体調変化をしっかり観察しながら行うことをおすすめします。
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